プロジェクト誕生のきっかけ

プロジェクト誕生のきっかけ


2011年3月11日の震災発生から2日後。

私たちは活動のために訪れた沖縄で、

藤原奈央子さんという一人の女性と出会いました。


彼女は元々、神戸市長田区出身で、

1995年の阪神淡路大震災で被災しました。

まだ幼かった彼女の傷ついた心を癒し励ましたのは、

避難場所の体育館でボランティアの方々が

時々読んでくれた「紙芝居」だったそうです。

「震災でショックを受けた東北の子ども達には、

 長期的な心の支援が必要です。

 スターリィマンの作品を紙芝居にして、

 遠く離れた沖縄から子ども達にエールを贈りませんか?」

そんな藤原さんの言葉に背中を押していただき、

スターリィマン紙芝居プロジェクトが動き出しました。



早速、プロジェクトの趣旨にご賛同くださった

糸満市の株式会社東洋企画印刷会社の皆様が中心となって、

紙芝居の製作をご支援いただける事になり、

6,000部の「スターリィマン紙芝居」が完成。


この紙芝居をご支援として、

皆様に一冊3,000円でご購入いただく毎に、

もう一冊を被災地の子ども達に、

私たちが紙芝居ライブを行いながら

手渡しでプレゼントするという仕組みを考案しました。


こうして、沖縄の皆様を始め、日本全国の方々から

たくさんの応援をいただき、ついに2011年7月7日。

七夕の星に一日でも早い被災地の復興を願い、

「スターリィマン紙芝居プロジェクト」が

本格的な一歩を踏み出したのです。