プロジェクト誕生のきっかけ
2014年09月28日 18:48
プロジェクト誕生のきっかけ
2011年3月11日の震災発生から2日後。
私たちは活動のために訪れた沖縄で、
藤原奈央子さんという一人の女性と出会いました。
彼女は元々、神戸市長田区出身で、
1995年の阪神淡路大震災で被災しました。
まだ幼かった彼女の傷ついた心を癒し励ましたのは、
避難場所の体育館でボランティアの方々が
時々読んでくれた「紙芝居」だったそうです。
「震災でショックを受けた東北の子ども達には、
長期的な心の支援が必要です。
スターリィマンの作品を紙芝居にして、
遠く離れた沖縄から子ども達にエールを贈りませんか?」
そんな藤原さんの言葉に背中を押していただき、
スターリィマン紙芝居プロジェクトが動き出しました。
早速、プロジェクトの趣旨にご賛同くださった
糸満市の株式会社東洋企画印刷会社の皆様が中心となって、
紙芝居の製作をご支援いただける事になり、
6,000部の「スターリィマン紙芝居」が完成。
この紙芝居をご支援として、
皆様に一冊3,000円でご購入いただく毎に、
もう一冊を被災地の子ども達に、
私たちが紙芝居ライブを行いながら
手渡しでプレゼントするという仕組みを考案しました。
こうして、沖縄の皆様を始め、日本全国の方々から
たくさんの応援をいただき、ついに2011年7月7日。
七夕の星に一日でも早い被災地の復興を願い、
「スターリィマン紙芝居プロジェクト」が
本格的な一歩を踏み出したのです。